韓国のり巻きキンパ김밥は、ほうれん草、たくあん、ニンジン、などの材料を塩とごま油で味つけしたご飯にのせ、海苔で巻いてひとくち大に切ったもの。
ご飯にごま油が混ぜてあるので冷めても固くなりにくく、韓国では小学生の遠足にお弁当として持たせるオモニも多いそう。
日本語では「キンパ」と表記されることが多いですが、韓国で「キンパ」と言ってもおそらく通じません。
김밥の読み方をローマ字で表すと「kimpab」が最も近いかなと思いますが、ここらへんを詳しく説明しようとすると、韓国語の激音化と濃音化の規則性などからお話しすることになりそれだけで終わってしまうので今回はやめておきます(^^;
ちなみに管理人は東京外語大学大学院の言語学の先生に1年半みっちり韓国語を習いましたがいまだに道半ばといったところ…
ところで、専門店などで販売されている김밥は牛肉や卵焼きが使われていることが多く、Vegan김밥にはなかなかお目にかかれません。
今回は、動物性材料を使わないVegan김밥の作り方をシェアします。
材料 3本分
白米 | 1合 |
玄米 | 大さじ1 |
ほうれん草 | 一把 |
人参 | 中1本 |
たくあん | 80g |
しいたけ | 5個 |
海苔(全形) | 3枚 |
昆布だし麺つゆ | 大さじ1½ |
コチュジャン | 小さじ1/2 |
ごま油 | 適宜 |
黒ごま(or白ごま) | 適宜 |
塩 | 適宜 |
※玄米ごはんを常食しているため玄米を混ぜましたが入れなくてもOKです。
◆今回使った主な材料◆
作り方手順
(2)ほうれん草を洗って1分ほど茹で、冷水にさらし軽く絞る。半分の長さに切って、ごま油(小さじ1)と塩少々を加えて混ぜ味をなじませておく。
(3)人参は斜め切りしてから千切りにして、ごま油でしんなりするまで炒め、塩少々で味付けしたら黒ごまをふる。
(4)しいたけは千切りにして石づきも縦半分に切る。フライパンにごま油を温めコチュジャンを入れて香りを出したらしいたけを炒める。昆布だし麺つゆ(大さじ1杯半)を加え水分がなくなるまで炒める。
(5)たくあんは細切りにする。
(6)浸水した白米と玄米を鍋に入れ、水220㏄を加えて蓋をして火にかける。沸騰したら弱火にして20分炊いて火を止め、そのまま15分蒸らす。
(7)ごはんが熱いうちに、ごま油(大さじ1)と塩少々を加えて混ぜ、黒ごまを加える。
(8)巻きすに海苔を置き(ツヤのある方を下にする)ごはんを薄く広げる。
※米粒が潰れないように、しゃもじを縦にして切るように広げる。
※手前と巻き終わりはごはんを広げずに空けておく。
(9)中央に具をのせる。
(10)巻く
①指で具を抑えながら巻きすの手前端を持ち奥にむけて上から押さえながらつつみ込む。
②片手で巻きすの中央を掴んで、もう片方の手で奥の海苔の端と巻きすを掴んだら、奥と手前に引き合い、具が馴染むようにきつく締める。
③海苔の巻き終わりが下になるように置き、全体が均等になるように巻きすの上から全体を握って形を整える。
(11)1㎝幅にカットして盛り付ければできあがり。
いつもの酢飯で作る太巻き寿とはひと味違う韓国のりまき、ごま油の香ばしい香りが食欲そそります。
ぜひお試しください。