Veganが白砂糖を避ける理由と動物由来材料不使用な砂糖の選び方

砂糖Lifestyle

Vegan は白砂糖を使いません。

えっ、サトウキビから出来ている白砂糖はVeganでも使えるのでは?と思いますよね。

実は、白砂糖はその精製過程で動物由来の材料が使われている可能性があるのです。

しかし、成分表示にはそのような表記はなく、通常販売されている砂糖で、どれが該当するのかは判別できません。

そこで今日は、砂糖の製造過程を概観しVeganが白砂糖を使わない理由と、動物由来材料不使用な砂糖の選び方ををシェアしたいと思います。

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砂糖

砂糖の製造法

砂糖は、主に植物の中でも特にショ糖を作る能力に優れた、「さとうきび」や「てん菜(ビート)」などを原料にして作られます。

ここでは、「さとうきび」から作られる白砂糖と、「てん菜(ビート)」から作られるてんさい糖の製造過程を解説します。

さとうきびを原料とした砂糖製造

(1)収穫したサトウキビを細かく砕き汁を絞る。

(2)石灰乳を加えて加熱して不純物を沈殿させる。

(3)上澄みを煮詰めて結晶させ、遠心分離機で結晶を取り出す。

(4)結晶の表面を糖蜜で洗い、遠心分離機で振り分け、振り分けた結晶をお湯に溶かす。

(5)石灰乳を加え、炭酸ガスを吹き込んで不純物を沈殿させ、ろ過して沈殿物を取り除く。

「きび砂糖」として売られているものは、ここまでの工程。

(6)糖液をイオン交換樹脂や活性炭などに通し、糖液中の色素など残りの不純物を吸着させて取り除く。

この工程で牛骨炭が使われることがあります。(下記図の工程11)

(7)糖液を真空結晶缶の中で濃縮し、遠心分離器にかけて結晶を取り出す。

三温糖は、白砂糖をカラメル色になるまで濃縮したもの、あるいはカラメル色素で色を付けたものなので、白砂糖と同様、牛骨炭が使われている可能性があります。

てん菜を原料とした砂糖製造

てんさい糖の製造工程で牛骨炭が使われている例は今までに見たことがない、とのことでした。

(1)てん菜を刻み温水に入れて糖分を取り出す。

(2)石灰乳を加え、炭酸ガスを吹き込んで、生成する炭酸カルシウムに不純物を取り込み沈殿させる。

(3)沈殿物をろ過して取り除き、糖液をイオン交換樹脂に通し、糖液中の色素など残りの不純物を吸着させて取り除く。

(4)糖液を真空結晶缶の中で濃縮し、遠心分離器にかけて結晶と糖液の混合物から結晶を取り出す。

※以上、独立行政法人農畜産業振興機構への電話取材による。

砂糖ができるまで

出典:独立行政法人農畜産業振興機構

ハラール対応の砂糖について

ハラール対応(認証マーク)つきの砂糖は、牛骨炭などの動物由来の材料不使用ですが、現在、業務用のみの販売で小売りは行われていません(NPO法人日本アジアハラール協会様、および三井製糖株式会社様に確認済)。

ハラールに推奨される砂糖(ハラール認証なし)は以下の通りです。



まとめ

各ハラール認証団体が推奨する砂糖は、Veganとしても選択基準の目安になると思います。

とはいえ、やはりVeganマークが普及し、Veganが安心して買い物できる環境が整えられると良いですね。