羊を屠殺することに心が痛みサンクチュアリーに子羊を預けた畜産農家

羊Lifestyle

自分の農場の子羊を食肉処理場に連れて行くときに、あまりにも心を痛めた農家が、彼の羊たちをサンクチュアリに預けました。

英国デボン州の羊農家 Sivalingam Vasanthakumar氏は、20頭の雄の子羊を”Goodheart Animal Sanctuaries”(グッドハート・アニマル・サンクチュアリ)まで約321kmをかけて連れて行きました。

220頭の動物を世話しているGoodheart Animal Sanctuariesは、畜産農家が子羊を連れてきたのは初めてだと言います。

Devon farmer ‘too upset’ by slaughter gives lambs to Kidderminster sanctuary

羊

畜産農家歴47年のVasanthakumar氏は、次のように述べています。

これ以上羊を屠殺場に連れていくことには耐えられず、それをやめるという選択肢しかありませんでした。

Vasanthakumar 氏は、以前はスリランカで両親と酪農家として働いていましたが、長い間、英国でも畜産農家として働きました。

屠殺場に羊を連れて行く仕事は私に多くのストレスを与えていました。

そして、Vasanthakumar 氏は数ヶ月前にキャリアチェンジを決意し、今は、Veganインド料理と、自家栽培の野菜をストリートマーケットで販売しています。

もう私はそれができないことに気がつきました。精神的な負担が大きすぎたのです。私はもう畜産はしません。

Vasanthakumar氏は、アメリカの動物保護グループFarm Sanctuaryが制作した動画に出演しました。

動画の中で、彼はサンクチュアリの羊たちを訪ね、

誰にも相談できなかったため畜産業を続けるしかなかった。ここで過ごす羊たちを見ていると金銭的価値には代えられない幸せを感じる。

と言います。

畜産をやめるという選択は私の個人的な決断ですが、多くの畜産業を営む友人に話したところ、彼らも動物を屠殺場に連れて行くときは同じ思いでいたということがわかりました。

羊

世界中で毎年5億頭以上の羊が屠殺されています。

子羊を救ったことは彼がこれまでに行った「最良の決断」であると語りました。

Vasanthakumar氏は、今後、故郷のスリランカに戻り、畜産農家がより持続可能な産業に移行するための支援をしたいと述べました。

農家が動物を飼育するビジネスから脱却したのはこれが初めてではなく、多くの農家が、精神的および経済的な理由で畜産農業から離れています。

畜産農業をやめてVeganな植物栽培農業を始めた農家たち
元養鶏農家のマイク・ウィーバー氏は、鶏を殺すことをやめて麻の栽培を始めました。 畜産農業から植物栽培への移行を実現できたのは、植物栽培に切り替えたいと考える畜産農家と、代替肉や植物性ミルクなどのプラントベースな商品を作りたい新興企業を...
牛を屠殺に出すのをやめてVeganサンクチュアリを始めた農家
カナダの畜産農家3代目のマイク・ラニガン氏は、3年前に動物を屠殺に出すのをやめ、土地をビーガンのサンクチュアリに変えました。 オンタリオ州にあるファームサンクチュアリFarmhouse Garden Animal Home ...