アジアで肉食からVeganへの移行が大ブレイクすると確信する理由

アジアLifestyle

2012年にグリーンマンデーを創設し、2015年に植物ベースのコンセプトストア「Green Common」 を立ち上げた香港の社会起業家、David Yeung氏は、アジアにおける植物由来製品の可能性について明るい見通しを述べています。

Yeung氏が設立した、グリーンマンデーの動きは30か国以上に広がっており、香港の人口の24%が実践しています。また、ビヨンド・ミート初期の頃からの投資家であり、アジアの流通パートナーでもあります。

多くの人は、Veganミートや植物性ミルクの大ブレイクがアジア地域に流れるかどうか懐疑的ですが、David Yeung氏は、アジア地域にも大々的な波が押し寄せると確信しているようです。

ここではYeung氏が、アジア地域で、肉食から植物性製品への代替がすすむと信じる5つの理由をご紹介します。

アジア

 

欧米トレンドの影響

プラントベースミルク

ファッションからウェルネス、ライフスタイル全般に至るまで、アジアの消費者は欧米のブランドやトレンドの影響を強く受けています。そのタイムラグは国ごとに異なりますが、ソーシャルメディアの時代には、それほど長くはかからないでしょう。

植物性食品が世界の食品産業と消費行動を圧巻していることを考えると、アジアがすぐにこの動きを取り入れると予測するのは大胆なことではありません。香港やシンガポールでは、Beyond MeatやImpossible Foodsなど新時代の企業が定期的にキャンペーンを行い、既存のフードシーンを上回る人気を得ています。

植物由来ブランドの勢い

ソイミート

Green Commonが、香港だけでなく、シンガポール、台湾、そして中国とタイで新興ブランドを紹介する中では、Beyond MeatGardeinDaiyaCalifiaの需要が急速に高まっていると実感します。

Beyond Meatは2015年に市場に参入して以来、この地域での売上高は毎年3倍になっています。アジアの味覚と料理をターゲットにしたオムニポークは、発売以来、非常に高い評価を得ています。

アジア人には乳糖不耐症である人も少なくないため、OatlyやCalifiaなどの植物性乳製品ブランドは大ヒットするでしょう。

ビヨンドバーガーは、植物ベースなフードテックスタートアップの代表格です。

投資・イノベーションの活発化

投資

数年前、ビル・ゲイツ、李嘉誠、テマセクが、なぜ「未来の食品」業界に投資したのか、ほとんどの人が疑問に思っていました。Green Commonの店舗と流通ネットワークが短期間でこれほど急速に成長するとは、誰一人として予想していなかったのです。

しかし、今日、投資家や起業家も、動物利用からくる環境破壊と食糧危機への危機感を強め、改革の緊急性に目覚めています。

アジア地域の意識と活動レベルも、近年で顕著に上昇しました。

より多くの資本と資源が投入されれば、刺激的なブレイクスルーやイノベーションにつながることは間違いありません。

180℃転換した菜食

ビーガンバーガー

ベジタリアニズムはアジアでは特に新しいものではありません。

宗教的、文化的、民族的な理由から、植物ベースな商品の需要は常に存在していました。

中でもインドは世界で最もベジタリアンの人口が多い国です。中国、日本、韓国、タイ、マレーシアなどの国は、巨大な仏教徒の組織を持っています。

肉と乳製品を好む西洋文化が入ってくる前、アジアの人々は穀物や豆類、野菜中心の伝統的な食生活をしていました。

しかし、肉食文化が入ってくると、菜食は、貧しく栄養価も低いとネガティブに捉えられるようになります。

ところが、現代においてこの考え方は180度転換しています。

動物搾取、環境、持続可能性、健康上の理由から意識的に菜食に転向している人たちが増えています。

宗教的/民族的な理由で植物性製品を選択してきた人々は、今までにない新しい植物ベースの製品を熱狂的に受け入れています。

工業的畜産がもたらす「ブラック・スワン」

工業畜産

近年発生した伝染病「アフリカ豚コレラ」は、工業畜産による過密飼育で、生物本来のあり方を軽視した結果発生したものです。

これは、現在飼育されている何億頭もの豚を危険にさらしていますが、同時に、工業的畜産が持続不可能であることを示しています。

既に、動物性タンパク質を中心とした食品サプライチェーンは限界点をはるかに超えているにもかかわらず、長い間、そこから目をそらし、脱却することが引き伸ばされてきました。

時代遅れの食糧システムは、地球の存続、人口増加と人間の飽くなき需要に追いつくことができません。崩壊するのは時間の問題であり、それは今すぐかもしれません。

参考:5 Reasons Asia Is Ready For The Plant-Based Phenomenon