植物性ミルクの種類とVeganが植物性ミルクを選択するメリット

植物性ミルクVeganProduct

日本のスーパーマーケットでもよく見かけるようになった植物性ミルクは、豆、木の実、種子、穀物などから作られたミルク。

今では牛乳に替わるトレンドとなりつつあります。

市場調査会社 Markets and Markets社は、乳製品代替市場(大豆、アーモンド、ココナッツ、米、オーツ麦、ヘンプ)は、2018年の173億ドルから、2023年には296億ドルに成長するという予測を発表しました。

また、アジア太平洋地域は予測期間中に最大の市場シェアを保持すると予測されています。

ここでは、植物性ミルクの種類と、Veganからみた植物性ミルクを選択するメリットを説明します。

中には、添加物に動物由来の乳化剤などが使われている場合があるので、Veganが利用する際には注意が必要です。

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植物性ミルク

 

植物性ミルクの種類

牛乳の代替品として人気のある植物性ミルクは、スーパーなどの食料品店に足を運べば、さまざまな商品が並んでいます。

次々と種類が増える植物性ミルク、店頭で選ぶときにはどんなポイントを押さえればいいのでしょうか。

豆乳

大豆

日本では最も馴染みが深く入手しやすい植物性ミルク。

大豆を水に浸して攪拌し、濾して作られる豆乳は、抗酸化物質と食物繊維が豊富に含まれ、栄養価が高く、多価不飽和脂肪酸の供給源となり、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らす作用も期待できます。

無糖の豆乳は、1カップあたり約80kcalで、大豆由来の植物性タンパク質を8gほど含み、非常に栄養価が高い植物性ミルクです。

ココナッツミルク

ココナッツミルク

ココナッツミルクは、すりおろしたココナッツの固形胚乳を、水と一緒に弱火で煮込んでから裏漉し、目の粗いガーゼなどで絞って作ります。

ナッツや穀物で作ったミルクと比べ脂肪分が高く、炭水化物は少なめ、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸は1カップあたり約4gと一日に摂取する量の20%に相当します。

ココナッツミルクに含まれる飽和脂肪酸は、動物性油脂と違い、中鎖脂肪酸が多く、体に吸収されやすくエネルギーに変わりやすいという特徴あり、体脂肪になりにくいと言えます。

日本では缶詰で売られていることが多いですが、ココナッツクリームが分離して固まっていることがあるので、良く振ってから缶を開けると良いです。残りは保存用袋などに詰め替えて冷凍保存し早めに使い切ります。

アーモンドミルク

アーモンド

水に浸したアーモンドをブレンダーにかけて砕き、水を加えて漉したもので、ブレンダーがあれば家庭でも簡単に作れます。

市販されているアーモンドミルクは、メーカーによって、アーモンドやアーモンドペーストと水を加えたもの。アーモンドをすりつぶし、水を加えて濾さないまま製品化したもの、アーモンドペーストに砂糖を加えたものなど、作り方もさまざまです。

コレステロールを含まず、1カップあたりのカロリーは35~90kcal。

タンパク質と食物繊維が1食分あたりそれぞれ約1gずつ摂取できますが、ナッツバターや刻んだナッツ等と一緒に摂れば、タンパク質も強化できます。

オーツミルク

オーツ

オーツ麦と水を混ぜて裏ごしして作られるオーツミルクは、最近、日本でも人気が高く、「代替ミルクのルーキー」とも言われます。

1カップで、1日に必要なカルシウムの約35%と鉄分の約10%が摂取でき、アーモンドミルクにはない食物繊維も、1カップあたり2g含まれています。

カシューナッツミルク

カシューナッツ

カシューナッツミルクは、アーモンドミルクと同じく、水に浸して液状になるまで混ぜ合わせ、濾して作ります。

1カップあたりのカロリーは40~50kcal前後。

カシューナッツ自体には、免疫システムをサポートする働きがある亜鉛、銅、マグネシウムが含まれるうえ、植物性タンパク質、ビタミンB、鉄、食物繊維摂取することができます。

ヘンプミルク

ヘンプシード

外皮を取り除いた麻の種子と水を合わせ、液状になるまで混ぜて作られるヘンプミルクは、マグネシウム、カルシウム、ビタミンDを多く含み、免疫システムと認知機能には欠かせない栄養素、オメガ3とオメガ6脂肪酸も摂取できる最強の植物性ミルクです。

1カップあたりのタンパク質は約3g、カロリーは60kcal。

ほかの種子から作ったミルクと比べると、やや食物繊維が少ないため、食物繊維が豊富な野菜やフルーツを加えたスムージーなどがおすすめです。

Veganからみた植物性ミルクのメリット

豊富な種類があり、牛乳の代替品として期待される植物性ミルク、そのメリットをVegan視点で考えてみます。

牛

動物と地球に優しい

植物性ミルクを選択するということは、小さな積み重ねでも、Veganマーケットを後押し成長させることにつながります。

「トレンド」となれば、ビーガンではない人にも手にとってもらうことが出来、さらなる需要も期待できます。

ビーガンマーケットが成長すれば、酪農により搾取される牛の数が減り、間接的に、過酷な状況で飼育され搾取されている動物を救うことができますね。

また、牧草地の開拓のために行われる森林伐採をくい止め、野生の動物の生息地を守り、森林火災なども防ぐことができます。

人間の自然の摂理に適っている

自然界において、離乳し、成長してからも母親からミルクをもらう哺乳動物は存在しません。ましてや、他種生物のミルクを日常的に摂ることは、生物として自然の摂理に反しています。

特に、日本人の95%以上は乳糖不耐症の民族で、乳糖を消化する酵素ラクターゼをもっていないために、下痢になったり腸にガスが溜まりやすくなります。

牛乳に比べ、植物性ミルクは人間本来の理に反しない自然な飲み物だといえます。

植物性ミルクは栄養豊富でおいしい

グラノーラボウル

植物性ミルクには豊富な栄養が含まれ健康に良いうえ、何よりもおいしい。

パスタ、スープ、ラザニアやグラタン、ソースなどの料理に、スムージーに、スィーツにもピッタリ。ココナッツミルクで作るグリーンカレーやレッドカレーは最高です。

世界で注目される植物性ミルクは日本でも市場を拡大していくものと思われます。より多くの選択肢が増え、気軽にVeganライフが楽しめようになると嬉しいですね。