牛を屠殺に出すのをやめてVeganサンクチュアリを始めた農家

やぎEnvironment

カナダの畜産農家3代目のマイク・ラニガン氏は、3年前に動物を屠殺に出すのをやめ、土地をビーガンのサンクチュアリに変えました。

オンタリオ州にあるファームサンクチュアリFarmhouse Garden Animal Home

ラニガン氏自身は今のところまだビーガンではありませんが、ここで生産されるすべての作物はビーガンです。

エディス・バラバッシュ氏は15歳の時からここで働いています。

彼女はエシカルビーガンであり、動物、特に牛と親密な関係を築いています。

牛はとても素晴らしい母親であり、彼らと赤ちゃんを引き離すという考えは非倫理的です。サンクチュアリをはじめたことで、私たちはもう酪農を推進することはありません。

と言います。

変化のきっかけは牛の親子

Farmhouse Garden Animal Home

出典:Farmhouse Garden Animal Home

畜産を広める代わりに、このサンクチュアリでは思いやりの心を広めています。

年間を通して、保護された動物との面会日を設けたり、映画やクラフトナイトなどで動物たちのための募金活動を行っています。

バラバッシュ氏は、ラニガン氏が牧畜業を営んでいた時に一緒に働いていたことがありますが、その時もラニガン氏は動物を大切にしていたと言います。

仕事をするうえで、動物への愛情と屠殺との間には、常に葛藤がありました。ある夜、生まれたばかりの子牛が母牛の乳を吸おうとするのを助けた経験から、その後は、母牛と子牛を引き離すことをやめました。

彼は自分の牛をユニークな心と個性を持った一頭一頭の牛として見ています。

バラバッシュ氏は言います。

私は、ラニガン氏にこのような変化が起こるとは思いもしませんでした。彼のように動物に心を開いてくれる牧場主を見ると、人は動物に思いやりをもって接する能力を持っていると信じることができます。

牛と共生し野菜を生産

Farmhouse Garden Animal Home

出典:Farmhouse Garden Animal Home

ラニガン氏は、今でも、畜産農場だった自分の土地を使って利益を得ています。

18エーカーの土地で作物を育て、毎週地元の村の市場で野菜を売っています。

食肉用には販売していませんが、牛は農場での役割を果たしています。草食動物がいることで作物の成長が促され、土地を健康に保つことができるのです。

オーガニックで持続可能な方法で栽培された果物や野菜の需要が高まっているので、これは良い仕事だとバラバッシュ氏は言います。

これにより、農家が動物を飼うのではなく、果物や野菜を育てようという気になってくれることを期待しています。あるいは、少なくとも動物を飼育して生計を立てる代わりに、実行可能な方法があることを知ってほしいのです。

と彼女は言います。

畜産からの脱却支援組織

farmtransformers

出典:farmtransformers

食肉用の動物を飼育している農家には、畜産からの脱却を支援する組織Farm Transformersに連絡するようアドバイスしています。

Farm Transformersは、グローバルな食糧供給に固有の問題について熟考した専門家のグループが、2016年に設立した、畜産農家が植物農産物を生産するための切り替えを援助するシステムです。

動物を食べることが原因で大きな脅威となっている環境問題や健康、動物福祉のあり方などに、変化を生み出すために、世界の動物食品への依存をストップする必要がある、との考えに基づきます。

その活動は、解放された家畜が安全な住処を確保し、垂直農業、ディープラーニング、ビッグデータなどの技術を統合する最初の段階から、農家が植物ベースの製品を市場に投入するのを支援する最終段階まで、未来の農場の持続可能なビジョンを構築しています。

Farmhouse Garden Animal Home

出典:Farmhouse Garden Animal Home

他に方法がない、今までと同じことを続けなければならないと考え行動を変えないのは楽です。しかし、信じられないほどの思いやりのある人々の働きがあり、彼らができる限りのことをしてくれると約束します。正しいことをするのは簡単ではないこともありますが、それだけの価値があるのです。

とバラバッシュ氏は続けました。