米国人道支援協会Humane Society of the United State(HSUS)のハーバード大学フェロー、ヘレンハーワトン博士のレポートによると、週に1日だけミートレスデイを設けると、動物と地球環境に劇的な良い効果があることがわかりました。
このレポートでは、全米の幼稚園から高校に導入されたMeatless Mondayプログラムがもたらした影響を検証し報告しています。
2012年から2017年の間に 、全米263の学区でMeatless Mondayプログラムが導入され、その期間中、3億9,900万食がベジタリアン食に変更されました。
※乳製品と卵を含まないビーガンミールではないため、ビーガンミールとしてのデータは反映されていません。
このキャンペーンの効果を検証した結果、1000万以上の動物が救われ、50万トン超に相当する二酸化炭素が削減されることがわかりました。
さらに、温室効果ガスの削減は、ガソリン車を14億マイルにわたって運転し排出されるのと同じ量であることも確認されています。
研究チームは、USDAの統計を利用して、1年間に国内で肉として食べられる陸上動物の数を決定することにより、食事中の肉の平均量を計算したところ、その合計は800万になりました。
そして、この数字を、米国の人口から、ビーガン、ベジタリアン、フレキシタリアン、およびミートレスマンデイ参加人口を引いて算出しています。
フレキシタリアンが週の半分をミートレスに、ミートフリーマンデイの参加者が週に1回は肉を食べないと仮定し、米国の年間肉食数を明らかにしています。
動物性以外のタンパク質を選択することによって、年間に救済される動物の数は、1人あたりの年間食事数が1095回と仮定し、肉食によって食べられる動物の数で割ることによって算出されました。
温室効果ガス節約の最高点を計算するためには、想定した救済される動物の数を家畜の屠体重量に変換してGHG排出係数を乗算しています。
プラントベースの食事は、犠牲になる動物を減らし、持続可能な生産業を促進して環境を守ることに加え、家畜の飼料となっている穀物類を直接消費することで多くの人々を飢餓から救い、健康にもプラスに働くことがわかってきています。
私たちひとりひとりが、週のうち一日だけプラントベースな食事を実践することで、多くの動物を救い、環境破壊を食い止め、地球温暖化を食い止め、より健康な身体を手に入れることができます。